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認定看護師

認定看護師

皮膚・排泄ケア認定看護師 外間 美智代

認定看護師の特徴

皮膚・排泄ケア認定看護師の役割は大きく分けて3つ、創傷・オストミー・失禁管理があります。

創傷管理は治癒環境が重要な要因となる褥瘡、下腿潰瘍、瘻孔などの慢性的な創傷に対して洗浄やドレッシング法を用いて創傷治癒促進を図る役割がある。

オストミー管理はオストメイト(人工肛門・人工膀胱保有者)が持つ問題解決のため、局所ケア、装具選択、ストーマ受容のプロセスの援助、生活指導をおこなう。

失禁管理は失禁患者に対して排尿障害、排便障害の知識をもとに失禁のアセスメントをおこない心理的、社会的、スピリチュアルの問題を理解し問題解決のための援助をすることです。

皮膚・排泄ケア認定看護師 外間 美智代

皮膚・排泄ケア認定看護師 外間 美智代

認定看護師を目指したきっかけ

脳外科病棟で勤務しているとき後頭部に褥瘡のある患者と出会いすごく悲しかったことがきっかけです。看護師としてこれでいいのか?看護の質を高めるため褥瘡に関する研修に参加しケアを啓蒙しようとしましたが実践、継続することは出来ませんでした。

試行錯誤する中で他の施設の皮膚・排泄ケア認定看護師と出会い、認定看護師になれば看護の質を向上、そして看護実践の継続ができると考え、認定看護師を目指しました。

認定看護師になって良かったと思うこと

3つあります。
様々な病棟を横断的に関わり、スタッフが一緒にケアをおこない協力体制がみられること。
次に、患者のスキントラブルや褥瘡予防ケアに改善がみられ褥瘡発生率の低減がみられたこと。
そして、スタッフの褥瘡予防における知識技術の向上がみられてきたことです。

活動範囲が広い認定看護師にやりがいを感じる

現場で実践、指導、相談といった臨床現場での実践ありきで活動範囲も広くやりがいのある認定看護師だと感じていました。実際はそれにくわえて褥瘡発生率統計、スタッフ教育学、グループマネジメント、院外活動など学ぶことは多岐にわたり、強くやりがいを感じています。

認定看護師として現在取り組んでいること

  • 褥瘡リンクナースの育成、強化
  • 全看護師対象の褥瘡予防研修
  • 褥瘡予防における療養環境調整
  • 褥瘡ハイリスク加算の増加
  • 排泄自立指導料取得に向けた人材育成
  • 創傷記録のシステム化に向けた取り組み
  • 褥瘡発生率データの可視化
    に取り組んでいます。

皮膚・排泄ケア認定看護師 外間 美智代

認定看護師としての心がけ

看護実践者としてスタッフの手本となるような看護ケアの提供ができるようにすること。
実践・指導・相談おこなう中で看護の質向上へつながるような人材育成をおこなうこと。
知識と技術の統合ができるように働きかけること。
良いコミュニケーションを図ること。

これからの目標

褥瘡リンクナース会の充足をはかり、褥瘡発生件数0を目指す。
ストーマケアチームの立ち上げをおこないストーマケアの質の向上を図る。
排泄チームを立ち上げ排泄管理料の取得、排泄ケアの質の向上を図る。
創傷、オストミー、失禁ケアにおける知識技術の向上を図る目的で院内での認定制度を看護部に提言する。
患者様のケアの質向上のために多くの後身(皮膚・排泄ケア認定看護師)を育成。少なくとも2人以上。

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