認定看護師の特徴
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師は、急性期の重篤化回避のためのモニタリングやケアはもちろんですが、廃用症候群を予防し、早期からのリハビリテーション看護を実践していくことが必要です。
また、脳卒中患者の急性期では、病態に応じた日常生活の再構築のためのケアが重要となります。
より質の高いケアを提供するためにも、多職種との連携をもち、脳卒中患者の権利を尊重した看護が提供できるよう看護の役割モデルとして実践・指導・教育が求められています。
認定看護師を目指したきっかけ
脳神経外科病棟に勤務していく中で、スタッフに教育・指導をしていくことが多くなり、そのなかで本当にこれでいいのかと自信がないまま医師や先輩看護師と試行錯誤を重ねながら指導をしていました。
そんなときに、看護師長や先輩看護師から脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の研修があるとのお話があり、スタッフへも脳神経外科看護の楽しさや魅力に気づいてもらえるような根拠のある教育・指導ができたらと思い目指しました。
平成26年6月から半年間、静岡看護協会にて脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 教育課程に入学し半年間、研修しました。平成27年に脳卒中リハビリテーション看護認定看護師試験に合格することができました。
認定看護師になって良かったと思うこと
教育課程の研修のなかで、自分自信の看護を振り返る良い機会になりました。研修で学習してきたことが、日々の看護での患者理解や看護実践につながった時は自信になり脳卒中リハビリテーション看護がさらに楽しくなりました。また、研修中の仲間は全国におり良き理解者で、相談し合える仲間もできました。
脳卒中看護の質の高いケアが提供できるよう、日々研鑽中ですが、研修での基礎的な学びがあったからこそ、認定看護師として専門性を発揮し企画から看護実践につながっていると思ます。
認定看護師としての心がけ
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師として、患者の思いに近づけるような看護が提供出来るよう日々心がけ、看護に取り組んでいます。
これからの目標
まだまだ認定看護師として活動はできていませんが、認定看護師として多職種と共同し、
- 病院の戦略でもあるクリテイカルパスの導入にむけ、専門性を生かしたパス作成
- 嚥下障害患者に対しての嚥下評価フローチャート作成・サポートチーム活動設立
- 高次脳機能障害患者の看護として集団ケア
- 脳卒中患者の再発予防ヘの指導・教育