栄養のお話
食欲不振を解消する食生活
夏ばてなんかに負けるな!
沖縄では梅雨があけると気温が連日30℃以上にもなる暑~い夏がすぐにやってきます。青い海に白い砂浜、キラキラ輝く太陽!夏が好きな人にとっては毎日が楽しいことでしょう。しかし、『暑さ』という急激な気候の変化で体の調子を狂わせて夏バテになっている人も多いのではないでしょうか。
夏ばてってなぜ起こるの?!
冷たい飲み物のとりすぎや偏食、外気の暑い風と冷房のきいた室内を行き来することで、湿気や気温の急激な変化に体がついて行けず、私達の自律神経のバランスが狂ってしまうのです。
元気に夏をのりきる食事
暑さや紫外線、温度差など、夏のストレスに打ち勝つためにはビタミン・ミネラル・たんぱく質・水分を十分にとることが大切です。
食欲がないからといって、冷たい麺類に冷たい飲み物、アイスクリームやアルコールなどといったのどごしのよい食事に偏りがちですが、このような食生活では糖質のとりすぎとなり、体脂肪も増えてしまうことになります。
さらには、糖質中心の食事になっていることから、ビタミンB1が余分に消費されて、不足してしまいます。
ビタミンB1って?!
- ビタミンB1って?!
- 別名『疲労回復のビタミン』とも言われ、糖質をエネルギーにかえる時に不可欠な栄養素です。
- ビタミンB1を多く含む食品
- 豚肉 うなぎ 胚芽精米 大豆・大豆製品 枝豆など
ワンポイントアドバイス
アシリンの多いにんにく・にら・ねぎなどと一緒に調理すると、体内での利用効率が高まりますよ!
さらに…
疲労回復にはビタミンCが効果的。ビタミンCには体の免疫機能を高め、疲労回復する働きがあるので夏ばてで弱った体に活を入れて、食欲を増進してくれます。
そこで…
紹介したい食材がゴーヤー(正式名称:ツルレイシ)
ゴーヤーはビタミンCを100gあたり76mg含んでおり、野菜の中でもビタミンC含有率はトップクラス。豊富に含まれるビタミンCやカロチンが疲労を回復し、苦味成分の『モモルデン』という物質が胃や腸を刺激して食欲を増進させてくれます。
まさにゴーヤーは夏バテ防止にもってこいの食材なのです。