ダビンチ(da Vinci)

ダビンチ(da Vinci)

ダビンチ(da Vinci Surgical System)

ダビンチ(da Vinci Surgical System)は、泌尿器科、消化器外科、婦人科の各領域において内視鏡手術を実施するに際し、組織又は異物の把持、切開、鈍的/鋭的剥離、近置、結紮、高周波電流を用いた切開・凝固、縫合及び操作、並びに手術付属品の挿入・運搬を行うために、術者の内視鏡手術器具操作を支援する装置です。高画質で立体的な3Dハイビジョンの手術画像の下、人間の手の動きを正確に再現し、より精度の高い鏡視下手術を可能としています。

中部徳洲会病院ではこれまでの旧モデルダビンチから、2018年10月にダビンチの4世代目となるダビンチXiを導入。
"九州・沖縄地区において、2024年12月にダビンチ手術支援ロボット最新機種「ダビンチSPサージカルシステム」を導入しました。
徳洲会グループが保有する手術支援ロボットが30台を超える。2024年には27病院が導入しており、内訳ダビンチが25台、hinotoriが3台、ヒューゴ、サロアが各1台。さらに、2025年には中部徳洲会病院がグループ初導入の最新型ダビンチSPが稼働する。
既存のダビンチXiサージカルシステム1台と併せ、2台体制となりより多くの患者様に負担のない手術を提供してまいります。

ダビンチ手術の特徴

3D HD Vision
術野がリアルな3D映像で表示れており、術者は操作部のモニタで奥行きのある体内映像を見ることができます。
繊細な動き
操作部では、術者の眼と手の距離感を維持し、鉗子の術者の直感的な操作を可能にします。さらにコンピュータ制御による術者の手振れ補正を行うため、ミリ単位の繊細な操作が可能です。
柔軟な動き
ロボットの手は、人間の手と同等以上の可動域を持っています。これにより、人間ではありえない角度の手の動きが可能です。

ダビンチ手術のメリット

  • より少ない出血量
  • 輸血を受けるリスクが少ない。 開腹術 24% ⇒ 3.9%
  • 低侵襲手術による、体の負担の軽減
  • 3D映像、手ぶれ防止機能により神経などの機能温存に優れている
  • 術後の感染症のリスク減少
  • 術後回復が早い(在院日数の短縮)
  • 従来の開腹術と比較し小切開で済み身体的負担軽減になる
  • 入院期間の短縮

※低侵襲手術とは、内視鏡手術や血管内手術を代表とする、従来よりも侵襲(「病気」「怪我」だけでなく「手術」「医療処置」のような、「生体を傷つけること」すべてを指す。)の少ない手術のこと。

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